◎花の写真と梅撮影手記 神代植物公園
                     2003年01月28日(火)
                               池田 肇
○銀塩カメラからデジタルカメラへ
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 花の写真をデジタルカメラで本格的に始めて早2年が経とうとしている。最
初は中版カメラのサブとして使用していたソニーサイバーショットF505を
、この神代植物公園の梅の撮影で利用した。その当時のデジタルカメラの役回
りは記録写真を撮ることが主で、作品を撮ろうなどとは夢にも思わなかった。
その時も中版カメラは重いから、事前に梅の開花状況と撮影場所をチェックす
る目的でデジタルカメラを携帯した。折角来たのだからデジタルカメラでどこ
まで撮影出来るかを試した。ちょうどタイミング良くホームページ「風景写真
館」の立ち上げ時期と重なり、作品造りを目的として始めてデジタルカメラを
利用。早々帰宅しブラウザーのサムネイル(銀塩でいうコンタクトプリント)
を見る。今更ではあるが、コンピューター画面上での任意な拡大縮小、並べ替
え、比較機能等は、銀塩写真と比較して大きなアドバンテージ。さらにホーム
ページのコンテンツ作成用と考えると、スキャナーでの取り込み処理から解放
され、その日に撮影した写真をタイムリーに掲載する事が可能。これは思った
より使えるのではないかと確信する。デジタル写真も基本に忠実に撮影をすれ
ば、かなりの表現が出来るのではないかと思う。いずれにせよ当時のデジタル
カメラの性能は、銀塩カメラの性能と比較するとまだまだであり、使い手がデ
ジタルの弱点をカバーしつつその利点を引き出す必要があった。

○花の写真
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 花の写真は接写が主体でマクロレンズを多用する。一番使いやすいレンズは
100mmのマクロ。背景の処理がし易く、ピント合わせ、手ブレ、ボケ味な
どバランスがとれたレンズ。次に利用するのは50mmのマクロ。小型軽量の
万能レンズだが使い込むと奥が深い。背景の写り込みが100mmと比較して
広くその処理に苦慮する。全体の情景を入れつつ花の接写をするのには好都合
。三番目に利用するレンズは、180mmマクロ。望遠レンズ特有の圧縮感と
大きなボケ味、浅い被写界深度は他のマクロレンズとは一線を画する。ただし
ピントがとてもシビアで手ブレにも細心の注意を払う必要がある。痛し痒しと
という所。最近では広角マクロに挑戦中。24、28mmを利用するが50m
mマクロよりさらに背景の写し込みが可能。難しいレンズだと思うが手応えア
リ。

 撮影のスタイルは一脚を多用する。出来れば利用せず手持ちの撮影で全てを
こなしたいが、1Dの重さ、長焦点レンズなどを利用することを考えるとそう
もいかない。広角、50mm、100mmマクロでの花の撮影は主に一脚を利
用。180mmマクロは手ブレ防止と重さから軽量なカーボン三脚を利用して
いる。もともとサイバーショット505、707を利用してきた経緯からフリ
ーなアングルで花の撮影をしたいと思っている。三脚は視点が限られてしまい
、意図する構図の足かせになるので花の撮影では好まない。マクロの防震レン
ズが発売されればと思っている。

 作風のポイントは光の使い方。逆光で花を透かして撮影する事が多い。順光
での花の撮影はあまり好まない。

○梅の撮影(神代植物公園)
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 神代植物公園で花の撮影を始めてかれこれ10年位が経つ。最初は645の
マクロレンズで花の写真を撮影したのがきっかけ。梅、サンシユ、花桃、寒桜
から始まり、モクレン、ミツマタ、ボケ、チューリップ、ポピーを撮影しつつ
4月の中旬からはツツジの撮影と毎年、時間がとれる範囲で撮影をしてきた。
途中、645では飽きたらず67に変えて接写にトライ。最初はPENTAX
67を試したが、ミラーショックが大きく、さらに当時の67はアイポイント
も短く、眼鏡をしている私にはとても撮影の負担となった。その後、Mami
yaRZ67IIに機種を変えた。レボルビング機構など機能的にすばらしい
カメラだったが、マクロレンズ、ワインダーとプリズムファインダーを付けた
ボディーは4.5kg近く。重くて撮影回数が減ってしまった。

 閑話休題。次は神代植物公園の紹介。神代植物公園は、東京調布市に位置し
、昭和36年10月20日に開園され474412平方メートルの敷地を有す
る。主な植物としては、桜、梅、椿、花桃、ハナミズキ、バラ、ツツジ、ボタ
ン、スイレン、ハギ、ベゴニア等で様々な品種が栽培されている。植物園正門
は、三鷹街道から少し入った西側にあり正門を入って左側に植物会館、まっす
ぐ進むとツツジ園、右に行くと大温室とバラ園がある。桜は、東側の自由広場
を取り囲むようにあり、梅は南側に面する深大寺門の近くに位置する。入園料
は大人500円、中学生200円、子供が無料。月曜日が休園で9時半〜4時
の入園時間。最寄りの駅はJR吉祥寺、三鷹。京王線のつつじヶ丘、調布駅で
それぞれ小田急バス、京王バスを利用。


蝋梅(20030125撮影)

 神代植物公園での花の撮影は、毎年1月の下旬から始まる。この頃になると
蝋梅は見頃。梅は早咲きの花が2分咲き程度になり、2月の初旬には見頃を向
かえる。梅の花はつぼみから咲きかけがとても美しいと思う。白い梅もつぼみ
の時はほのかなピンク色で、雄しべ、雌しべがつぼみの先端から我咲きと競い
合うように飛び出し花開く。光に透かして花びらを撮らえると、生命を息吹を
いやおう無しに感じる。梅園は園内南側に位置しその中に茶屋がある。甘酒な
どを飲みながらまだ寒さの残る園内で、冬の柔らかな日差しにまどろみながら
梅見するのもなかなか乙なもの。


梅(20030125撮影)

 今回の撮影は、まだ2分咲きということもあり咲きかけたつぼみを中心に撮
影する。(続く)


梅(20030125撮影)

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〇使用レンズ
 EF100mmF2.8MacroUSM

〇カメラ:
 EOS1D

〇撮影条件
 ISO100
 RAWで撮影
 LinearでTIFF16変換後レタッチ
 レタッチ後8bitに変換してJpeg出力
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2003.01.25 神代植物公園

池田 肇
h_ikeda@ca2.so-net.ne.jp